めくるめくって西和辞典

2009年2月19日 (木) Fragmentos puentefuente

Español


     知ったかぶりと怠慢は大敵と肝に銘じて辞書に向かっていますが、1991年8月6日以来使っている西和辞典は、スペインの地図がついた方の見返しと背が外れて、表紙と本体の分裂しかかったのを接着透明シートでつなげること二回のまま使っています。
     スペイン語のままでなんとなく意味が分かる言葉は、そのまま辞書を引かないのですが、イザ日本語でなんと言うのだろうと考えても出てこない言葉があって、そんなときには必ず引きます。何年か前から日本に帰る度に新しく出た他社の西和辞典を買おうか、それとも電子辞書はどんなものだろうと思っていました。それでも手垢とその時期によって、それぞれの色分けやマチマチの印をつけた個的記録のある辞書を本棚の隅に追いやるのもどうかと思いながらそのままです。実用の面というと、まだまだ下線とか○・☆・×・△・※・-・*・+やチェックマーク、◎などの印のついてない言葉の方が圧倒的に多いのです。なんでも収録は 7万語ほどだそうです。辞書の宿命としては、全部の言葉を見られないままなんですよね、きっと。
     同 じ年に持って来た26万項目収録で、西和辞典と同じ厚みのある英和辞典のほうは、見た目には新品といえるほど無垢で、一般教養項目というか、英語圏読みの固有名詞などや極回数の少ない割合で英語の単語を調べるのに重宝していますが、この違いをみると、やはり住んでるところはスペインとつくづく感じるものです。
     日本語辞典も、日本に住んでいた頃に比べると利用回数がはるかに多いのは、頭に浮かんでくるというか、耳の記憶で出てくる言葉の意味を確かめるためがほとんどです。ブログを始めたきっかけは、読む人が分かるように書こうという言葉の伝達表現の視点から発しました。スペイン語と同様、もちろん辞典に載ってない言葉もあるのですけれど、そんな気持ちで母国語と付き合ってます。
     日本語を勉強する外国人が、250の漢字を覚えました、というように漢字は数えることが出来るけれど、どんな言語にしろ覚えた単語数は数えられるものではないですよね。
漢字は手で書かないと書き方を忘れちゃうんでしょうか?

No hay comentarios:

Publicar un comentario