I'll be waiting

2008年7月13日 (日) Fragmentos puentefuente

español

     今年は夏の到来が遅れてきましたが、夏真っ盛りのマドリードです。昨日は汗をかきました。最近はバスでも地下鉄でもスーパーマーケットでも冷房がききすぎていることが多くなっている傾向ですが、天井に備えられた扇風機だけのところもあります。夏は水を2リットル以上飲むことと、なるべく直射日光を避けることがすすめられていますが、それはもっともといつも感心するのは、頭に水をかけて冷やすことで、私もやってみましたが、思っても実行してもモットモなことで頭が冷えます。
     英語の集中講座に通っています。
     マドリードに住んでるだけなら、何の必要性もなかったというのが正直なところで、日本に住んでたときにも特に必要性がなかったのですが、旅にでるとさすがに 英語が国際共通語ですので、話せたらどんなに良かっただろうと思うこともしばしばでした。スペイン語も中途半端ですが、以前新宿駅で山手線の原宿行きの ホームを外国人に英語で聞かれて、思わずスペイン語は分かるかと聞いてスペイン語で説明したほど、英語で話そうとしても口から出てきません。クラスメート は、15人 ほどで、中国人の女の子とアルゼンチンの女の子のほかはスペイン人です。講師は、アイルランド人とオーストラリア人の英語ネイティブで、時々「アメリカ人 は、、、イギリス人は、、、」と発音の違いなどの例をしたりします。スペインの子供たちは英語を学ぶためにアイルランドに行くことが多いことも確かです。
     英語は第一国際共通語ですが、英語を公用語言語としている国は独立国家だけでも50カ国ほどあるそうです。他国語に翻訳された英文学の年間翻訳出版本の数は、二番目に多く翻訳出版されているフランス語文芸作品の翻訳の5倍ほどに達している統計がありました。

英語32,219冊 (50カ国)
フランス語6,732冊 (27カ国)
ロシア語6,595冊 (2カ国)
ドイツ語5,077冊 (6カ国)
イタリア語 1,725冊 (3カ国)
スエーデン語 1,193冊 (2カ国)
スペイン語 933冊 (20カ国)
日本語 235冊 (1カ国)
中国語 216冊 (3カ国)
ヒンディー語 45冊 (1カ国)
1987年のユネスコの年表よる他国語に翻訳され出版された各言語原作の文藝作品の数。カッコ内は、その言語を母国語・公用語とする独立国家数)
20カ国の原作スペイン語文学については英文学に対して32分の一、フランス語、ロシア語、ドイツ語に対して7分の一ほどです。

      英語のクラスでは、初日にネイティブスピーカーのインタビューのテープをかけて、内容を書くというものでしたが、書いたもののあちらこちらに空白の穴が出 来て、そこに自分で考えて入れ込んでいかなければなりませんでした。講師が説明したところによると、話しているひとつひとつの言葉の全ては絶対に聞 き取れないのだそうです。それじゃあ、どうして話していることが分かるのかというのは、話し手は話す文の重要なところは強く発音するけれど、残りの文法上 決まった部分は、力を抜いて話すんだそうです。でも重要なところは聞こえてくるのだから、後は決まりきった英語文法にしたがうことによって何を話している かを分かるということらしいです。すごい理論ですが、新宿駅の場合、見も知らずの男の子が話しかけてきて全ての言葉が聞き取れなくても、何かを尋ねている というのは明確だったわけで、「原宿」と「プラットホーム番号」だけ私の耳に聞こえてた、のかな?
     やはり会話は思いを伝えたいと思って話すことが大切、というのはどんな言語でも共通することなのですが...壁に頭をぶつけながらも、少しずつです。でも好きです。

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