relectura


Fragmentos puentefuente
2009年89日 日曜日

日本ではどこに行ったらいいかなと友達に話したところ、金沢は京都よりこじんまりしてるし、金沢21世紀美術館があるし、それにいま丁度、横尾忠則さんの大回顧展(《未完成交響詩展》と呼んでいる)が始まったばかりだからと勧められた。美術館では他にも面白い企画展があると言っていた。 


200981日(土)~2009113日(火)金沢21世紀美術館 


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2009年816日 日曜日

4月に放映されたNHKの日曜美術館が アンコール放送されていた。その前の週の晴れた朝の新聞に高校野球が中止の際の放送予定番組としてカッコつきで載っていたのだ。その翌週に放映するとは予 想もしてなかったので喜ぶ。三宅一生さんの出演した番組で、イギリスの陶芸家ルーシー・リーさんとの出会いや、交流などについて語っていた。ルーシーさん の(あるいは芸術家とか創作者)の制作時の孤独について話していたのだけれど、その時に三宅さんが、創るときの孤独はいつもあるけれど、出来上がった作品 に共感できる友達がいることが喜びなんではないか、と言っていた。まったくそうだと思う。それに思ったのだけれど、孤独という言葉には侘しさのほかに奔放 さも含まれているような気もする。 


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2009年818日 火曜日 

昔読んだ「(1980-1987)横尾忠則の画家の日記」(アートダイジェスト 1987216日発行 2500円 911ペー ジ)を読み返していたのだけれど、面白い。生活の中で(瀬戸内寂聴さんとか、糸井重里さんとか、細野晴臣さんとか、三宅一生さん、その他多くの人々が出て くるけれど)なんてことない日常生活の中に見える共有するものというか空気に漂う人間味あふれるものを文にしている。とそういえば、ネットでも日記は続け て書いていると思いだして、ページを覗く。やはり面白い。 

この本を買った日付1988525日水曜日に裏表紙にメモを書いていた。何でも原宿ラフォーレでニ冊の本を買おうと入ったのに、横尾さんの日記を買ったようだ。それから西洋美術館に行って展覧会を見たがつまらなかったので、日比谷の映画館に行って映画を観たと、書いてあった。

それから本の読み返しが続いて、手に取った本「天使が通る」浅田彰×島田雅彦 新潮社 19881125日発行。単行本1100円。五つのテーマに関する二人の対談集で、下段にある注釈を対談の二人がしてる。 

たぶん今はもうないと思うけれど、80年 代終わりの南青山にはポップ・ショップ・トーキョーが開店されて、確かキース・へリングが壁画というかグラフィティを描いた店だった。そのショップのカー ドが「天使が通る」の本からいきなり出てきたので、しおり代りに使っていたのだろうと思ってたら、やはりカバーの裏を覗いたら、また日記が書いてあって、 過去の悪癖にあきれ返った。 

1988127日 WED

Minami Aoyama Pop Shop Tokyo でウオーホルが描いたキースへリング頭部のTシャツを買った。 

夢を見た。 

スイスのロッジのカフェ・レストランで午後9時ウォーホルに会う。言葉を交わす。いったん部屋に帰ってまた会うつもりだった。夜中の3時となり、カフェに行くと、すでにウオーホルは居なかった。カフェにメッセージが残っていて、明日朝9時にインスティトゥート・オブ・?????へ出かけると書いてあった。でも明日は東京に帰るのだ。 

夢日記ならスイスのロッジにだって行っちゃうし、ウオーホルだって出て来て話せるのだ。 たぶんT シャツの印象が強かったのだろう。でもこのメモが「天使が通る」と何の関係があるのだろうか? どこの本屋で買ったのかも記されていない。


岩手県・中尊寺、白山神社 2009
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2009年822日土曜日 

金沢に行かないまま、近場で湯めぐりと神社・寺めぐりばかりになっている今日、新聞で故・忌野清志郎さんの個展があると知った。 

「個展 忌野清志郎の世界」 ラフォーレミュージアム原宿  

2009822日から913日まで。横尾さんがポスターを担当したそう。  

ま た横尾さんのウエッブ日記を見たら、画家の日記のことが書いてあった。寂聴さんが電話をかけてきて横尾さんの日記が面白いと言っているので、ご本人も読み 返したら面白かったと書いていた。(その理由などを述べている)それはそうなのかも知れない。面白いものは面白いのだ。自分で書いたものでも、他人が書い たものでも、面白いものは面白い。


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2009年823日 日曜日 

岩手県八幡平市の安代の漆塗りの工房に行くために、JR花 輪線に乗った。新幹線が出来てからというもの、在来線も激減し、車両のボックス席が少なくなり、都会型の長い座席になったのは残念に思えた。長い座席は進 行方向に向かって横向きに座るようになっているが、車窓から見る風景というものは、進行方向に前向きか後ろ向きになっている方が、眼(と心)には断然いい ような気がする。もしかしたら体にだっていいのかもしれない。だから車両の半分を占めるボックス席は早い者勝ちで埋ってる。やはり皆ボックス席が好きなの だ。スキー場で有名な安比高原駅を過ぎてから、民家もなくなり、たぶん花輪線開通の1922年とは 何も変わらない山間をゴーゴーと走る野性的なる列車と変わったように思えたので、前向きに座りなおして、森の中を突き抜けていく機関士も味わっているに違 いない醍醐味を感じた。そうすると遠くにトンネルが見えた。あの「雪国」のトンネルと同じ時代のものに違いない、昔のレンガのトンネルだった。トンネルを 抜けるとまたリンドウ畑のある民家が続いていった。 

温泉のあるところにめぐりあった時には、温泉に入る。肌がつるつる。日本人の繊細な肌というのは、湿気とかお茶とかお風呂にあるんじゃないかと独断する。

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2009年824日 月曜日 

夢日記なんかのことを書いていたせいか、今願望することが起こっている夢を見て、眼が覚めた時には何か心地よかった。
何でもこの前引いたおみくじでは私は暗いトンネルの中なんだそうで、おみくじは、気に入らなければ結んで置いておくそうなんだけれど、当たっているおみくじをトンネルを歩む励みにと、スペインまで持っていくことにした。

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