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2008年11月20日 (木) Fragmentos puentefuente

español

    ウォーホルのゴシップ日記があったはずだと、この夏に探していたのだけれど、とうとう見つからなかった。ユングの本や、読んだ後に目眩がして一週間ほ ど立ち上がれなくなったダリの書いた本と、たしか、同じ箱に入っていたはずなので、その箱が丸々行方不明になってしまったらしい。どうしてその日記を探し ていたかというと、オノ・ヨーコ宅のパーティに呼ばれた招待客が、靴を脱がなくてはならず、居合せたマドンナが、靴を脱ぐくらいなら、胸をさらけ出した方 がマシよ!!と言った、日記の中のエピソードにスペイン人記者が触れていて、オノ・ヨーコのパーティでは靴を脱いで何をするんだ? とコメントしてたから。たぶん玄関での出来事だと察するのだけれど。
   ウォーホルのゴシップ日記に、マドンナが出てくることはあまりなかったと記憶しているし、唯一ウォーホルとマドンナの関係で記憶に残っているのは、デ ビューしたてのマドンナが、ウォーホルの創刊した雑誌【インタビュー】の表紙を飾った時に、その映像写真が過激とみなされ、部分的に帯をつけて表紙の映像 を和らげなければならなかったことだった。なんでも帯びで部分を隠すことによって、オリジナルの映像よりも更に読者の関心を増したといわれてたらしい。
  今年50歳 になるマドンナ、マイケル・ジャクソン、プリンスについての特集記事を読んでいて、月日の経つのは早いものだと、感慨にふけっていた。個人的にはプリンス が一番好きなのだけれど、音楽性だとか、才能といった点についての三人三様の違いがあることも踏まえても、三人ともスーパー・スターと呼ばれるに相応しい ことに納得していた。プリンスの武道館東京ドームのライヴで、プリンスがエレキ・ギターをソロ演奏をして、その巧さに愕然として、 まさか見せかけではないだろうと、一応音楽通の友達に聞いたら、実際、彼なら何でもやりこなしてしまうし、おまけに、プリンスはエキセントリックだからね、という言葉まで返ってきた。そういえばマドンナもマイケル・ジャクソンも、プリンスもエキセントリックなのかもしれない。この言葉が否定的な意味では なく、独自の音楽や舞台を創りだす工程において、マニアックな姿勢無しには出来上がらないだろうし、ゆえにそのこと無しにはスーパー・スターと呼ばれる所以もなくなるのかもしれない。 
     子供を二人産んだ女性の歯に隙間ができることは極自然なことだけれど、マドンナの最新ビデオ・クリップを見てたときに、前歯に隙間が見えた。彼女が見せかけの偽歯をつけることもせずにいるのには、理由があるのだろう。

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