nec-ocio

2008年4月25日 (金) Fragmentos puentefuente





     現在、レイナソフィア美術館の入場券は6ユー ロ、いくつか開催されている企画展覧会と、美術館が所蔵する作品の常設展覧会へも入れて、買い求めた日付なら何度でも出入りできる。でもまとめて全部は見 切れるものではないし、現在行われているパリの国立ピカソ美術館の企画展覧会などは、二回に分けて観たくらいに、ひとつの展覧会だけでも一回の訪問では見 きれないこともある。今年就任したマヌエル・ボルハ・ビジェル館長が語ったことによると、この総合入場券だけではなく、特定の企画展覧会のみの入場券や、 何日間や何ヶ月による期限付き出入り自由の入場券などを考案中なんだそう。毎週月曜日には美術館が企画しているコンサートの行事があるけれど、音楽の他 に、パフォーマンスやダンス、映画上映、講演会など、また来館者が【くつろぐ、書く、創造する空間】をつくることまで考えているそうだ。そして週に何日か は、開館時間を延長することも検討中。現在の平日の閉館時間は午後9時だけれど、スペインの商店やオフィスが閉まるのは午後8時から8時 半。旅行者やオフィス勤めでない人は入れるけれど、オフィス勤めの人が平日に入るのはかなり困難な状態。「開館時間をもっと広げなければならないと思います。オフィスの開いてる時間だけ美術館を開けていることは出来ません。【暇は働かない時間ではないこと】と古代ローマ人なら言ったのではないでしょうか。 その暇に思考や討論が入り込むところがあります。活動的で批評豊かな観衆を僕たちが求めるなら、その意味の暇に僕たちが背を向けていることは出来ませ ん。」美術館の建物が拡大され、開館時間や企画行事も増やし、美術館は「市民のために合わせ、市民によって利用される空間として変えていく」計画を語って いた。


     館長が古代ローマ人のいいそうな言葉として使ったnec-ocioとはなんぞやと、調べてみたら、ある司法辞典では、【厳密な意味では、働かない時間のこと。現在では自由時間に行われる遊戯あるいは娯楽活動の意味にも使われている】とのこと。

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